17歳、8/136の選択

院長の今村です。

100％個人的なお話ですみません。

先日息子が無事に高校を卒業し、卒業式に参列させていただきました。

式後の友人たちとの会話、今までお世話になった先生方、部活動の顧問の先生方との最後の対話を垣間見て、息子は中高一貫6年間、大変恵まれた環境で過ごせさせていただいたことを改めて認識いたしました。

感謝の念しかありません。本当にありがとうございました。

息子の高校は、希望すれば間違いなく系列の六大学に進める環境でした。

中学受験のころから、将来の進路について、私から大した助言をしたことも、強制をしたことも、一切ありません。

個々の性格もあります。むしろ、わずか17歳でその後の長い人生を決める方針を迫られるのは、厳しいと思います。

昨年の夏、久しぶりに二人で焼肉うみかぜで食事をしながら、「歯医者を継いで欲しいとは全然思ってない、せっかく無条件で○大に行けるんだから行っていい。色々考えて経験して、在学中でも社会人になってからでも、歯医者になりたいなら受験や編入をバックアップするから」と話しました。

結果、息子は系列大学へ進む権利を捨て、私と同じ歯科医への道を進むことを選択しました。

卒業式の際に校長先生から初めて聞きましたが、卒業生128/136名は系列大学へ、8/136名のみ他大学へ進学するとのことでした。

息子も悩んだと思いますが、決断と意志の強さに驚くと同時に、そんな息子が選択した自分の仕事を誇りに思います。

より一層の努力をします。